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プジョー盛岡

住所〒028-3601
岩手県紫波郡矢巾町高田14-9-13
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TELショールーム 019-698-3261
サービス工場 019-698-3264

営業時間9:30-18:00

定休日月曜日、第1・第3火曜日

アクセス方法プジョー盛岡は東北自動車道 矢巾スマートインターチェンジより約5km、国道4号線沿いに位置します。

スタッフブログ

クルマの基本 エンジン編

[2010/11/24]営業部 部長(統括マネージャー)   中田 敬一
クルマの基本 エンジン編
営業の中田です。

先日の予告通りクルマの基本を解りやすく解説していきます。

「そんなの知ってらぁ」って方はパスしてくださいね。

まずは記念すべき第一回は「エンジン編」です。

どんなクルマにも動力がありますが、ここでは一世紀以上に渡って研究、開発を

繰り返して発展してきた「内燃機関」について簡単にご説明しましょう。

一般的な内燃機関のひとつになっている「ガソリン・エンジン」ですが

まずは上記図をご覧ください。

吸気バルブを開く事によってガソリンと酸素が混ざった混合気が

燃焼室へ進入(吸入)します。

吸入が終わると吸気バルブが閉じられ、燃焼室は密閉状態になります。

そこに下からピストンが上昇してきて混合気を圧縮します。

ピストンが最上部まで上がった所でスパーク・プラグが火花を出し

圧縮された混合気に着火し、爆発します。

その爆発力によりピストンが押され下がっていきます。

下がった後、また上昇して燃焼後のガスを開かれた排気バルブより放出します。

このピストンの上下運動をコンロッドを介してクランクシャフトを回して

回転運動に変えます。

「吸入」→「圧縮」→「爆発」→「排気」の4工程を繰り返して

力をだしている訳です。

これが一般的な「4サイクル・エンジン」です。

このピストンが横に並んでいるものが「直列エンジン」で

4個あれば「直列4気筒」となります。

吸気バルブや排気バルブの開くタイミングをピストンの上下動と

がんばって合わせているのが「カムシャフト」。

一本の「カムシャフト」で吸気、排気バルブを操作しているのが

「シングル・オーバーヘッド・カムシャフト(SOHC)」、吸気バルブと排気バルブそれぞれに

カムシャフトを備えていれば「ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト(DOHC)」となります。

「ツイン・カム」も同意語です。

例えば皆さんの目の前に開閉するバルブが右と左に二つあると

想像してください。

片腕だけで左右二つのバルブを交互に開け閉めしたらある程度の速度までは

出来るかもしれませんがあまりすばやくはできませんよね?

これが両腕使えたらもっと早く開け閉めできますよね?

これが「SOHC」より「DOHC」が高性能と言われる所以です。

DOHCの方が高回転化が出来ますし回転数に比例して

パワー(馬力)は上がって行きます。

しかしながらDOHCにも欠点はあります。

当然数kgあるカムシャフト1本増えるわけですから重量増、コスト増があります。

加えてエンジン回転の抵抗(フリクション・ロス)だって増えます。

一般道に限って言えばSOHC、DOHC双方にメリットとデメリットが存在しますので

あまりスペックにとらわれない様にしてくださいね。

エンジンの性能を見るのでしたら最大出力も大事ですが、

ぜひ最大トルクとその発生回転数も見てください。

必ずカタログに載ってます。

色んな車種のカタログを見比べてそういう所の違いが解ってくれば

クルマはもっと面白くなるでしょう。

ナビがあるとか無いとか、エアコンがマニュアルだとかオートだとかよりも

クルマにとっては大事なのですからね。

次回は燃料噴射の種類等をご説明したいと思います。

仕事の合間をぬってですのでいつとは言えませんけど(苦笑