お久しぶりです。
営業の中田です。
508の発表展示会を今週末に控え、
私なりの視点で508の素晴らしさをお知らせしたいと思います。
良い悪いはともかく様々な情報が飛び交うこの情報社会ですから
装備がどうのスペックがどうのといった部分は他のサイトにお任せするとして
漠然とみていたのでは解らない、気付かない508の隠れた(?)素晴らしさが
皆様に伝われば幸いです。
まずはこちら。
ただのドリンクホルダーの様に見えますが、全くその通りです。
しかし。しかしですよ?この様な格納式且つ缶飲料のサイズにも対応できる
ドリンクホルダーはプジョーはもちろんフランス車全体をみても実に少ないのです。
それもそのはずヨーロッパ地域には自動販売機はなく飲料容器のほとんどは
ペットボトルかパックでの店頭販売です。
余談ですがまだ日本車でもドリンクホルダーが一般的ではなかった時代に
ドアの内側にエビ○ンのペットボトルが収まるドリンクホルダーを付けた某仏車が
あったのを覚えている方も今は少ないでしょうね…。
次はこちら。
508は全グレードにHDDナビゲーションシステムが標準装備されていますが
その程度では珍しくありません。
すごいのはその取付方法なのです。
日本以外の仕様と比べますとセンターパネルは別ものと言っていいほど異なります。
本来はパネル上部の吹き出し口の中央にモニターがあり画像のナビモニターの位置には
オーディオとエアコンパネルがあります。
ところが日本製ナビをビルトインするにあたりスペースが足りない事が判明。
そこでごっそり造りかえてしまったんですね、日本の為だけに。
ただし、パネルの改造そのものは今回が初めてではありません。
407がその代表といえますがここまで大がかりなのは私の記憶では
508が初めてではないでしょうか。
次はこちら。
注目してほしいのはタイアサイズです。
当社のデモカーはGriffeですので215/55R17を履いていますが、
Allureはなんと215/60R16です。
このクラスでは18インチや19インチですら珍しくないこのご時世に
16、17インチとは!!
清い!清すぎる!!
407だって2.2Lモデルで17インチでしたよ。
本来はメーカーとしてはでかいサイズを履きたいはずです。
手っ取り早くアクティブセーフティに繋がるドライバビリティを上げる事が出来ますし、
見た目だってカッコイイ。
それなのに…それなのに16インチ!!
「ほおーおたくは18インチじゃないとだめですか?え?ウチ?あーウチは16インチでも
十分ですよ、十分。スパッと行きますよスパッとね、アッハッハ。」
ってとこでしょう。
安全性に直結するロードホールディングを厳しく評価される欧州において、
5Mに迫るボディサイズと車重1.5tのクルマで16インチを標準化できるサスペンションなど
そうそうあるものではありません。
206以降、スタイリングで人を惹きつける戦略が続いたプジョーですが、
本来の魅力である快適性とドライビングプレジャーに磨きをかけ、
更に日本を含めたアジアへの真剣な対応を予感させる的を得た装備群。
そのコンサバなルックスで派手さこそ影を潜めましたが過去の405や505も
そうだった様にじっくりと付き合ってこそわかる、一度知ってしまうと
離れられない良さがあるのもプジョーらしさの一つです。
そういった意味で508は正にプジョーらしいモデルと言えるのではないでしょうか。